戦争の過ちを二度と繰り返さないために

「9条の会さかい」発信 2017.10 Vol.7

2017年10月05日 20:28

私たちが護ろうするもの


私たち国民にとっては唐突な衆議院解散だった。しかも国会召集冒頭かつ首相の所信表明もなければ、各党の代表質問の場も設けられない異形の解散だった。さらに、野党が要求する疑惑追及の臨時国会を3ヵ月以上放置した上に葬った。安倍政権がそこまで追い詰められた解散劇に映った。議会制度、民主主義と憲法、これら護らなければならないものを行政府自らが崩壊させた。私たち主権者にとっては不幸な出来事ではあったが、嘆いてはいられない。選挙というチャンスも付いてきたのだから。
私たちが護ろうとするものの根幹はこれだ。

 

  1.  憲法9条の堅持 
  2.  特定秘密保護法・集 団的自衛権安保法制・共謀罪法の撤廃 

 

 マスコミは流動する与野党の選挙体制を報じる。驕る与党と大きく膨らんだ新興政党に対抗する野党の三極化選挙とする構図を示す。しかし、私たちからは護ろうとするものを通して見れば二極化選挙にしか映らない。
 選挙権とは主権者が持つ強くて重い権利の行使ではないか。しがらみや打算や偏見を洗い落として、冷静な判断のもとに私たちの権利を行使すべきだ。

 

 

 

抑制と寛容の背景

 

朝鮮半島の緊迫が私たちに不安を募らせている。米国と北朝鮮と言うよりは指導者間の非難の応酬が徐々にエスカレ―トしている。いわゆるチキンレ―スに変質する深刻な懸念がある。2人だけの喧嘩であれば被害は当事者で済むが、そうはいかないことになったら恐ろしい。
隣接する韓国民にとっては私たち以上にその脅威が深刻であろう。それを裏付けるような韓国大統領文在寅氏の悲壮的な対話重視路線だが、日本ではそれほど多く報じられている様には感じない。トランプ氏の尻に付いて強行姿勢で煽る安倍氏に忖度しているかのようだ。
その文氏の対話路線の背景に関心を持った。彼の両親と姉は、朝鮮戦争の戦乱の中を北朝鮮から着の身着のままで脱出した避難民だが、祖父母を北朝鮮に残したままだったという。その後生まれた文氏は、朝鮮半島を血の海にした戦争の悲惨さを肉親から刻まれて育ったという。抑制的で寛容な姿勢とは無関係ではないだろう。「

 

 

裁判所の役割とは

 

安保法制(いわゆる戦争法)の違憲訴訟裁判が気になって、9月末に東京地裁に足を運んだ。残念ながら抽選はずれて傍聴叶わなかったが、裁判に臨む原告団弁護士の説明が聞けた。
この種の訴訟では、裁判所は統治行為論を論拠に違憲判断が回避されやすい。そうはさせないために、憲法学者、元裁判官、元法制局長官などを証人として、裁判官が違憲判決を導かざるを得ない論陣を張って闘うという。
政府が立憲主義に反する姿勢を取っているときに、裁判所にはこれを是正する職責がある。内閣法制局がその役割を放棄してしまった現状では、裁判所が立憲主義の擁護者としてその役割を果たす以外に、日本の立憲主義を維持貫徹する道はないことを説き伏せるという。一条の光を見た思いを持って帰路についた。

 

 

 

「9条さかい」結成3周年の集い

 

「9条の会さかい」は11月で結成から3年です。総会を開きますので出席をお願いします。

  • 11月30日(木)
  • 境町中央公民館2F会議室
  • 午後1時 ~4時 活動報告/意見交換会

 

 

 

かつてこの国をカ―キに染めしものたち 既視感の内より確かめりをり    蒼果
 

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