戦争の過ちを二度と繰り返さないために

「9条の会さかい」発信 2017.9 Vol.6

2017年09月12日 18:38

前兆を敏感にとらえて


 一年半前に集団的自衛権の行使を可能にしてしまった私たちの国。朝鮮半島情勢が緊迫を増す中、米軍の行動に絡めて考えるとこの懸念が増幅される。さらに、私たちの国は安保関連法に基づいて、ミサイル迎撃の可能性すらも否定してはいない。私たちの国は自ら戦争に近づこうとしているのだろうか。もちろん北朝鮮のふるまいは非難されてしかるべきだ。しかし、中露も韓国も米国政府内部からも対話が模索される中、安倍首相のみがトランプ氏の背後で制裁を煽る姿勢は、緊張打開から離れるばかりだ。なぜそうしたいのかと邪推さえ禁じ得ない。

 

 ときに戦争の前兆とは緊張を煽ることもあるだろう。その顔を"平和と国民の安全を守る"で装うこともあるだろう。だから私たちはそれに気付かねばならない。もっと息苦しさを感じることが大事だ。もっと心配性になって声を上げることも必要だ。「力では解決出来ない」と。



ミサイルJアラ―トへの疑問が


 8月29日早朝のJアラ―ト(全国瞬時警報システム)、皆さんはどのような反応だったろうか。「ミサイル発射。(中略)頑丈な建物や地下に避難して下さい」の緊急避難指示。多くの住民が「どこに逃げれば?」と戸惑い、何も出来ずに不安だけを抱えてやり過ごす他はなかったかと想像される。事後、警報から数分後に北海道上空を通過して太平洋沖に落下したと報道された。仮に、飛行物体に異常が生じて日本国内に落下したとしても数分間の出来事と想像せざるを得ない。

 

 この事態に識者からは、警報の実効性と政府の対応に疑問が出された。無策な警報の垂れ流しへの反応は、私たちにあきらめとなれっこ、不信感を助長させはしないかと懸念する。


 

県知事選の後に


 8月27日の県知事選では会員の皆さんに鶴田まこみ候補を支援していただきましたが、残念ながら私たちの思いを達成することは叶いませんでした。投票率は43.5%と低調で境町ではさらに38.0%と県全体を下回る冷めた選挙と言わざるを得ません。鶴田候補の得票率も県11.7%に対して境町では9.3%でした。

 

 安倍政権の支持率が急落する現状をこの知事選で打開するために、自民本体が注力したと評するマスコミが目立ちます。そうであれば、県民の主体性はどこにとの疑念が残ります。今後は鶴田支援で生まれた市民連合の実績をさらに発展させる運動にすることが望まれております。これへの皆さんの思いの連帯を期待します。



9月9日「平和の鐘つき」にて


  「9条の会ごか」によるこの運動も十一回を重ねる。今年もごか会員の皆さんを中心に古河、坂東、さかいの9条の会員25名が憲法前文と9条の読み合わせと鐘つきで平和を祈った。

場所を移して、記録映画「ペリリュ―島の戦い」の鑑賞会となった。昭和19年日本軍が太平洋において負け戦に転じ始める頃のこの戦い。日本兵約1万に対して、米軍4万8千に近代兵器と物量戦が南方の小島で繰り広げられた。本国から命令で最後まで持久戦を強いられた日本軍の戦いは過酷と凄惨を極め、200余名の生存兵を残すのみになったという。


 青木代表からは、五霞から出兵した兵士たちの戦没者数と戦没地などを独自調査した結果が報告された。戦没兵士254名の実に7割以上(ぺリリユ―島15名)が南方の過酷な戦地だ。




数四つなれど抗いて元号に線二本引いて書く出生の年 

                        蒼果

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