戦争の過ちを二度と繰り返さないために
古河市9条の会ニュース ’25-11
高市首相の「存立危機事態」とは
高市自新政権は、私たち「9条の会」は大変危険な内閣の誕生とみています。首相は11月の衆議院予算委員会で「台湾有事は存立危機事態」になりうる」と答弁しました。特定の国を挙げて有事の具体例を想定し発言することは軍事的緊張を煽ることになる。この発言に対して野党から撤回の要求には応じず、さらにもっと「抑止力」を強めていかなくてはならないと言い切り、来年度は軍事をGDP比3.5%への増額を盛り込む。これはトランプ大統領によるGDP比3.5%への増額要求に応えたものにほかなりません。
高市首相の「台湾有事」に安保法制に暮らしい井上正信弁護士は「戦後、日中国交回復の努力を積み重ねてきた日本の外交成果を台無しにする危険性が高い。国益を害する極めて大きな間違いだ・」日本と中国が合意した『一つの中国』原則を踏み外してはいけない。これは日中関係の基本です。今回の発言は撤回すべきだ」と話しました。政府が軍事そう今日を進める、沖縄県与那国町の山田和幸さんは「島民が求めているものはミサイルではなく医師だ」と言う。
元自衛官の男性は「いらない対立をあおる。余計なことを言うな」とくぎを刺す。中国政府は『台湾有事』発言に強く反発し、「日本への渡航抑制」などの支持を出し、少なからぬ観光産業への影響も出ており、緊張が高まっています。軍事的緊張を高めるだけではなく戦争のリスクを取り除くための外交こそ、国の政権に就くものの責務ではないか。
日本のミサイル列島化 「百里基地」へのミサイル配備も
・政府の射程1000キロの「12式地対艦誘導弾能力向上型」=(12SSM)配備
2025年度 健軍駐屯地(熊本県熊本市)
2027年度 百里基地(茨城県)
陸自横須賀基地(神奈川県)
陸自富士駐屯地(静岡県)
・高速滑空弾=超高速滑空ミサイル配備
2025年度 富士駐屯地(静岡県)
陸自富良野駐屯地(北海道)
陸自えびの駐屯地(宮崎県)
・トマホーク=長距離巡行ミサイル配備
2025年度 「ちょうかい」佐世保基地
他8イージス艦に搭載