戦争の過ちを二度と繰り返さないために

古河市9条の会ニュース 2021.11月号

2021年11月23日 11:39
改憲許さぬ行動を広げよう

 先の総選挙では、市民連合と四野党の共闘は、甘利幹事長や平井デジタル相をはじめ、自民党の大物議員を落選させるなど、成果を上げましたが残念ながら、もう一歩で競り負けた所が多く、改憲を阻止する三分の一の議席を確保できませんでした。

 「維新」は憲法「改正」の国民投票を来年の参議院選挙と同時に行うよう提案すると言い出しました。

 

危険な敵基地先制攻撃論

 自民党の安倍元総理や政策調査会長らは、日本の安全を守るために、敵の基地を先に攻撃することを考えるべきだと言っています。仮に中国や北朝鮮の基地を先に攻撃したとしたら、相手に反撃の権利を与えることになります。一度の攻撃で中国や北朝鮮のすべての基地を壊滅することはできません。「相手は汽車からも潜水艦からも核攻撃ができるのです。

 核戦争の危険をなくすには外交の努力しかありません。

 

9条を守り活かす努力こそ

 アジア太平洋戦争は、敵基地先制攻撃、つまり真珠湾攻撃から始まり、東京大空襲、広島・長崎への原爆投下、沖縄地上戦など、310万人の日本人同胞が命を奪われました。その尊い犠牲と反省の上に平和憲法が生まれたのです。

 憲法9条はアメリカの押しつけでなく、保守党の弊原喜重郎の提案でした。

 今こそ平和の憲法を生かす日本外交が求められているのです。

 

戦争の犠牲者はいつも、罪なき庶民

 日本の軍部が犯したアジア太平洋戦争で、アジアの国々では2000万人もの人々が犠牲になりました。アフガニスタンの内戦に介入したアメリカは2000人を超える兵士が戦死、殺されたアフガニスタン人は夥しい数に上っています。

 

 

改憲は戦争への道

 自民党は安倍政権時代に、それまでの内閣が禁じてきた、「集団的自衛権」(アメリカと軍事行動を取る」ことを認める閣議決定をしました、」それを憲法で認めようというのが改憲の狙いです。「イラクが核を持っている」というウソの情報で戦争をしかけ多くの犠牲者をだしました。アメリカの誤りに巻き込まれるわけにはいきません、

 

 
歴史の教訓に学ぼう

 歴史に名高いドイツの優れた「ワイマール憲法」は、ヒトラーの敷いた小選挙区制によって破られました。ヒトラーは「『敵が攻めてくるぞ』と言えば憲法なんて直ぐ変えられるさ」と自慢げに言っています。中国脅威論や北朝鮮の核脅威論はヒトラーの二の舞に過ぎません。」 田中正造は、「言葉を持たない獣は噛み合う、言葉を持つ人間が獣の真似をする必要はない」と、外交の努力の大切さを説いています。

 

 
9条の会今こそ出番

 「憲法を変える必要はない」は世論の多数です。すべてのお知り合い、会う人ごとに、改憲ストップを訴えましょう。

 

 

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