戦争の過ちを二度と繰り返さないために

古河市9条の会ニュース 2021.12

2021年12月30日 15:22

「核兵器禁止条約」の批准を意見広告で訴え

 茨城県平和委員会は、12月4日付け「朝日新聞」に意見広告を掲載。日本政府に「核兵器禁止条約」の即時批准を訴えました。

 ”被爆者は諦めなかったんだ。その思い 受け継ごうよ” の呼びかけで、条約の内容、条約をめぐる世界の動きなどを明らかにしています。

 

 条約の発効について広告は次のように訴えています。

 「世界中の誰にも、二度と、同じ体験をさせない」という、76年前のヒロシマ・ナガサキで被爆したヒバクシャの願いが大きな一歩を踏み出しました。その思いを受け止め、実現に向けて条約を批准した国が56カ国になりました。

 でも、その中に「日本」名前はありません。

 

 どんな地球に住みたいたい  核兵器のない世界 「未来の子どもたちのために」「今を生きる私たちのために

 私たちはああきらめません。ノーモアヒバクシャ ノーモアウォー のために

だから日本政府に「核兵器禁止条約」の批准を求めます。

 

 意見広告は、非核三原則は日本の国是であると、日本は茨城をふくめ、総てのの都道府県で、非核平和宣言をしていること、総ての市長が「平和首長会議」の会員であることを明らかにし、即時批准を求めています。

その上で県内でも、石岡市、筑西市、つくばみらい市、かすみがうら市、土浦市、取手市、守谷市、大洗町の議会が日本政府に即時批准を求める決議を上げています。

 

 古河市議会は、公明党と一部保守派の反対で、「政府に核禁条約の即時批准を求める決議」を二度不採択にしています。新日本婦人の会古河支部と古河市9条の会の請願が否決されているのです。アメリカでは全米市長会が、アメリカ政府に批准を求めています。

 

 古河市9条の会は、政府に批准を求めるとともに、古河市議会に、「政府に即時批准を求める決議の採択を求めるものです。

 

 

 

まやかしのSDGs    藤田敬子    

 近頃テレビではしきりにSDGs(2030年までに達成を目指す17項目の「『持続可能な開発目標』)を取り上げる。そこで気になるのは、国会中継を見るたびに自公議員の胸にSDGsのバッジがついていること。古河市議会でも自公市議と職員の胸にこのバッジが光っていた。ならば「言動」に期待がつのるのは自然だ。はたしてどうか。

 

 国民の暮らしは格差が拡大している。医療・介護・年金など福祉の連続改悪はコロナ禍での在宅死亡の事例につながる。気候変動問題では化石燃料に固執し、さらに原発依存はCOP26で堂々の化石賞。ジェンダー平等問題では世界120番目と大きな遅れ。平和の問題では『核兵器禁止条約』への署名・批准を拒否し、憲法9条改悪名言など憚らない。

 

 どう見てもSDGsとは裏腹のことばかり。安部・菅政権継続の岸田新政権は、中国脅威論を煽り、軍事費だけはしっかり増額。

 

 次の参議院選挙ではSDGsのバッジにふさわしい政治家を選びたいものだ、

 

 

母親連絡会が「赤紙」配布

 12月10日、古河母親連絡会は駅頭で、「赤紙」そっくりのチラシを配布、「戦争反対、憲法9条を守ろう」の訴えを行いました。

 

 

 

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