
戦争の過ちを二度と繰り返さないために
古河市9条の会ニュース '25-8
被爆80年 「原水爆禁止2025年世界大会」(8月3日~8月9日)
今年は被爆80年の節目の年、ノルウェーからノーベル委員長のヨルゲン・バトネ・フリードネス氏を迎え「ノーベル平和賞カンファレンスin Tokyo」において(日本被団協)の田中照巳代表委員、児玉三智子事務局次長とともに基調講演を行いました。
現在、世界は核戦争の瀬戸際にあると言われ、引き続く戦争や紛争により多くの人々が死に家を破壊され苦しんでいます、その中で核保有国は核兵器使用の威嚇を行っています。核爆発が起これば壊滅的な破壊だけでなく国境を越えた人間、環境、気候に長期にわたる被害をもたらします。核兵器廃絶は緊急課題です。
核兵器禁止条約への署名国94カ国、批准73カ国(2024年9月現在)となっています。しかし被爆国日本は「被爆国として核兵器廃絶をリードする」と言いながら、どちらにも参加していません。アメリカ言いなり、米国の「核の傘」に護ってもらおうという立場をとり続けています。
(平和行進歓迎集会・古河智庁舎)
「私の8月」 飯村 英雄
8月は戦死した父と再会する。軍服姿の父はセピア色をして私を見つめている・
今年の8月は、真夏の太陽の中で採り組んだ「第8回原水爆禁止分裂世界大会」(1962年)のことを考えた。当時、「世界大会」に参加していた全国の高校生400余名によって「原水爆分裂阻止のための緊急高校生集会」が八重洲の国労会館で開催された。私は全都高校生代表団長として参加した。
あれから63年を経た今年の参議院選挙結果は、平和憲法を破壊し、徴兵制度復活を主張する極右政党が大躍進する事態が起きた。
ニーメラー牧師の『詩が蘇った。
「ナチスが共産主義者を連れ去ったとき、私は声をあげなかった。私は共産主義者ではなかったから。彼らが労働組合員を牢獄の入れたとき、私は声をあげなかった。彼らが私を連れ去ったとき、私のために声を上げるものは誰一人残っていなかった。」
八十路を超えた私の身体を座骨神経痛が襲っている。だが、わたしは今こそ平和憲法を堅持するために声をあげなければならないと思った。年寄りの冷や水を飲み干した。