戦争の過ちを二度と繰り返さないために
平和行進への思いは反核・反戦!
被爆70年の今年は日本の国にとって大きな転換点になるかも知れません。核兵器廃絶を訴える平和行進もその時代を反映して、アッピールの内容もさまざまにあったことと思います。社会状況への危惧を機敏につかみとり、福島第一原発事故からは「脱原発」「原発再稼働反対」などが多くを占めたことでしょう。今年はそれに加えて「平和憲法・・・」「憲法九条・・・」「集団的自衛権・・・」などと、今の政府が強行に成立させようとしている集団的自衛権の行使容認をめぐる政治的な課題が多いのではないかと想像されます。
境町から行進に加わり、坂東市、常総市へとリレーしたなかでの集会意見交換会でも、戦争法案の行方に懸念を示す話題が多くを出されたように思います。
今年4月ニューヨークでの核不拡散(NPT)再検討会議で「核兵器の人道的影響に関する共同声明」を発表した。「いかなる状況下でも核兵器が再び使用されないことが人類生存の利益になる」と訴えました。しかし、74カ国が賛同したが、米国が提供する「核の傘」への影響を懸念する日本は加わらなかったのです。
唯一の被爆国であるにもかかわらず、現在の日本政府の対応が米国追随として特徴的に現われたものであります。これは集団的自衛権の行使容認案でも同様です。
「9条の会さかい」結成後初めての参加でした。内海さん、藤嶋さん、八田さん、近藤さん、松澤さん、斎藤さん、大竹7名がそれぞれ思いおもいのアッピールをしました。
初めて行進に参加して、「なにの平和」を発信しようかとの思いに、広島原爆死没者慰霊碑に刻まれた「安らかに眠ってください過ちは繰返しませぬから」の過ちとは誰の過ちだったのかを問い直し、この国の政権が再び戦争への道に非抑制的に進むことへの反対意思表明で、底流でつながる核廃絶と戦争放棄を訴えました。
平和行進 境町ルートにて
境町役場にて昼食懇談会