戦争の過ちを二度と繰り返さないために
8.2「戦争法案に反対する」古河集会市内パレード参加報告
戦争をしない、させない! 日本の若者を、戦場におくらない!
「戦争法案」が7月16日衆議院通過後、茨城県内でも戦争法案と政府・自公与党の暴走に反対する決起集会・デモが繰り広げられている。7月17日水戸では「戦争法いらない、茨城総がかり行動」、7月21日土浦での県南集会市内パレードが既に実行されている。
これらに続いて、8月2日にはこの県西地域でも古河市内において、「戦争法案」廃案と暴走する安倍政権への抗議と退陣を求めて、集会と市内パレードを実行した。主催は「戦争法案」に反対する茨城県西地域実行委員会、県西地域から桜川・筑西・結城・下妻・常総・八千代・坂東・境・五霞・古河10市町の住民と労組員総勢200名以上が駆け付けた。「9条の会さかい」からは、参加が確認された斉藤さん、鳥羽さん、内海さん、近藤さん、肥後さん、藤嶋さん、松澤さん、この日に入会した田村さんと大竹の9名。
午後4時からスペースU古河で集会が開かれた。主催者代表の人小久保忠男氏と大里八郎氏から挨拶と主旨説明で始まり、猿島土建、日赤労組、KS労連、古河9条の会、9条の会ごか、新日本婦人の会、憲法九条の会結城、常総市会議員、下妻市会議員によるリレートークの後、宣言文を採択した。
既に「戦争法案」が衆議院通過していることに対する危機感を募らせた発言と、この時こそ国民が声を上げることで世論を盛り上げ、廃案に追い込もうとする決起集会の勢いが会場にあふれた。
午後5時に会場をスタートしたパレードは、市内幹線道路を3列縦隊で古河駅までの約1.5キロ、30分の道路を進んだ。先頭と後尾に街宣車を配置し、トラクターも伴走して100mを超える長い隊列は、のぼり旗やプラカードを掲げてアッピール性が十分あった。“戦争法案はんたーい!安倍政権の暴走を止めよう!憲法9条破壊をゆるさないぞー!”シュプレヒコールを繰り返す。パレードの傍を走り抜ける車は多かったが、歩行者が少なく、沿道の商店や住宅まで声が届いていたことを期待したい。
現在、「戦争法案」は参議院に移って審議の真っ最中である。議論が進むにつれて、この法案の矛盾と集団的自衛権の必要性への疑問がさらに露呈してきた。参議院の存在価値が問われている。参院平和安全法制特別委員会の鴻池祥肇委員長(自民)は、磯崎首相補佐官の参院軽視の暴言に対して、「9月中旬にこの法律案を上げたいという発言はいかがかと思う。参院は衆院の下部組織ではない。官邸の下請けではない」と叱責した。その言葉を裏切らないように良識の府が存在価値を発揮しなければならない時だ。
(事務局大竹)
集会に駆けつけた「9条の会さかい」の参加者